Masaru Furuya's Blog

AIをAPIから使う時のTierという概念について

AIをAPIから使う時のTierという概念について

AIのAPIのTierとは

例えばOpenAIのAPIを使う場合は課金が必要で、あらかじめお金をチャージしておいてそれを消費していくプリベイト方式になっています。

そして支払った金額や経過日数に従って開発者としてのランク(Tier)が決定します。

このTierによって1ヶ月間に利用できる上限金額やAPIのレートリミットや使用可能なモデルが決まります。

レートリミットとは

一定時間あたりのAPIの使用回数の制限のことです。

使用者側の乱用を防いだり、OpenAI側のインフラの負荷を下げるために設けられています。

なぜTierが設けられているのか

GPT-4が公開された時は元々従量課金型でしたが、それだと使用制限を設けることができません。

そのため、Tierという一定の使用量に応じた区分けをつけることによって適切にレートリミットを管理しています。

Tierと利用可能モデル

お金を払うほどにTierが上がっていくわけで、よりお金を払ってくれる人ほどよいモデルが使えるようになっています。

公式のTier表を見ると、無料だと4o-miniしか使えませんが、5ドル払うとTier1になり、o1-miniが使えます。

o1とo3-miniが使えるようになるのはTier3からで$100クレジットを支払う必要があります。

今の所、o3-mini-highとo1-proはAPI提供はされていなそうですね。

https://platform.openai.com/docs/guides/rate-limits?tier=free

おわりに

普段からOpen AIに対して直接クレジットを払ってAPIを使うことでTierを育てておくと、新機能がAPI提供された時に追従できるので良さそうですね。

記事を書いている人

Masaru Furuya
Masaru Furuya

Engineering Manager。React/Next.js/TypeScript/Firebase/Rails/NestJS 個人開発したサービスをいくつか運営しています。

>> ポートフォリオ

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